堆肥を作るコンポストの作り方 – メリットデメリットも解説

エコ

今回は私がとってもおすすめしたい、自宅で堆肥を作れるコンポストをご紹介したいと思います。

コンポストを使うと、家庭から出る生ごみを自然に分解して堆肥に変えることができます。

生ごみのニオイ問題がなくなり、環境にも良いことができるので一石二鳥ですよ!

今回はコンポストとは何か?というところから、自分で作れるコンポストのご紹介、そして注意点について詳しく解説していきます。

コンポストとは?

コンポストとは、生ごみを微生物に分解してもらって堆肥を作ることです。

語源は英語のcompostで「堆肥、培養土」もしくは「〜を堆肥にする」という意味があります。

コンポストはなぜ環境にいいの?

可燃ごみの中の約30%は生ごみ、生ごみの約80%は水分です。

水分が多いと燃やす際に、より多くのエネルギーが必要になり、温室効果ガスを排出、そして多くのコストがかかります。

水分を燃やすためにたくさんのエネルギーが使われるのはもったいないですよね。

つまり環境への負荷を減らすためには、生ごみを減らすことが必要不可欠となってきます。

コンポストでは生ごみを微生物を利用して分解するので、環境に優しいといういうわけです。

色々なコンポストのご紹介

実はコンポストにはさまざまな種類があります。

*好気性=空気を好む微生物を利用

*嫌気性=空気を嫌う微生物を利用

私がおすすめしたいのは段ボールコンポストですが、まずそれぞれのメリットデメリットを紹介しますね。

電気式生ごみ処理機(コンポストではありません)

メリット:生ごみをパリパリに乾燥させてくれるので、手軽かつニオイも発生しない

デメリット:電気をかなり消費する


EM菌コンポスト

メリット:攪拌する手間なし

デメリット:嫌気性コンポストのデメリットとして、発酵分解過程でアンモニアによる腐敗臭が発生し、密閉されていないとニオイが広がることがある


設置型コンポスト

メリット:底のない容器を屋外に設置するタイプで容量が多いこと。攪拌頻度が高くないこと。

デメリット:嫌気性コンポストのデメリット、ニオイの発生の可能性


段ボールコンポスト・キエーロ

メリット:好気性なのでニオイの発生は抑えめ。低コストで始められる。

デメリット:攪拌はほとんど毎日必要

段ボールコンポストのメリット・デメリット

それでは段ボールコンポストのメリットとデメリットについて、詳しく解説していきます。

メリット

  • 生ごみの処理ができる
  • 4ヶ月ほどで質の良い堆肥ができる
  • 低コストで始められる
  • 生ごみの臭いが少ない

デメリット

  • 虫が発生することがある
  • 毎日かき混ぜるのが面倒

コンポストに入れてもいいものとダメなもの

コンポストに入れる生ごみは1日300~500gが目安です。

それ以上になると分解が追いつかなくなるので、生ごみが多い家庭はコンポストを2つ用意することをおすすめします。

コンポストに入れてもいいものは次の通りです。

  • 賞味期限切れの食品
  • 腐ったもの
  • 食べ残し
  • 魚のアラ、骨
  • エビ、卵の殻
  • 果物の皮
  • 廃食油
  • 味噌汁、ラーメンの汁
  • 茶がら、コーヒのカス(紙フィルターもOK)

コンポストに入れたらダメなものは次の通りですが、これらは分解しにくいというだけですので、間違えて入れてしまっても問題はありません。

分解しないな〜と思ったら、その時取り出せばOKです。

  • 貝殻
  • 鶏の骨
  • 野菜などの種、根っこ
  • たけのこ、とうもろこしの皮や芯
  • 落ち葉、雑草
  • 玉ねぎの皮

コンポストの始め方

段ボールコンポストを始めるのに必要なものは次の通りです。

段ボールにもみ殻くん炭とピートモスを入れて、スコップでよく混ぜます。

段ボールは風通しのよい台に設置。

これだけで完成!

あとは生ごみが出た時に、コンポストの中心部に穴を掘り、生ごみを入れます。

生ごみを入れたら上から基材をしっかりかぶせます。

生ごみ投入期間は約3〜4ヶ月が目安、その後約4週間ほど熟成させたら、堆肥の完成。

堆肥ができたら、家庭菜園に使用すると野菜の育ちが良くなります!

まとめ

コンポストを始めることで、家庭の生ごみを減らし、栄養豊富な堆肥を作ることができます。

自然のサイクルに貢献しながら、環境に優しい生活を実践してみましょう。

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