今回は私が4年程前から愛用している、月経カップのメリット・デメリットについて書いていきます。
最近新しい生理用品として、吸水ショーツや月経カップなどの商品が増えているように感じます。
ですが、気になっていても、実際周りで使っている人がいないと、なかなか踏み出せなかったりしますよね。
なので、今回は私が使う前に不安だった「どうやって使うの?」「面倒くさくない?」「リスクはある?」という点について書いていきます。
私が月経カップを使おうと思ったきかっけはごみを少しでも減らしたいということでしたが、結果、生理期間をかなり快適に過ごせるようになりました。
月経カップや吸水ショーツを使われるか迷われている方は、是非参考にしてみてくださいね!
月経カップとは?
月経カップは、医療用シリコーンで作られたカップで、膣内に挿入して経血を集めるものです。
繰り返し使用できるので、環境に優しく、ナプキンなどを買う手間も省けて、大切に使えばお財布にも優しいです。
私が現在使っているのは、「O:ca オ―カ月経カップ」です。
月経カップのメリットとデメリット
月経カップのメリット
私が考える月経カップのメリットは下記の8点です。
①においやムレが気にならない
においに関しては本当に気にならなくなりました。
②ごみが出ないので環境に優しい
これも月経カップをしようすることに決めた大きな理由の1つです。
ついでにサニタリーボックスが不要になったのも、よかったです。
③友達との予定が立てやすい/お出かけの荷物が減る
生理だからといって温泉に行くのを諦めないといけないことがなくなりました!
④旅行の時の荷物が減る
普通の下着の代わりに吸水ショーツ、あとは月経カップを持っていけばいいだけなので、ナプキンの枚数を心配する必要がなくなりました。
⑤生理用品のストックを気にしておかなくても良い
月に一回の生理ですが、ナプキンの買い忘れがあると結構大変ですよね。
その心配がなくなります。
⑥大切に使えばお財布に優しい
これに関しては、私は前回の月経カップを2年ほどで交換したので、金額的にはものすごく節約になったわけではありませんでした。
しかし実際、月経カップの寿命は最大10年くらいだそうです。
なので、今の月経カップは使う頻度も減らして、長持ちするように気をつけています。
⑦経血の量がわかりやすい
月経カップに変えてから、生理何日目の自分の経血の量はこれくらいなんだな、ということがよりわかりやすくなりました。
だからといって、特別いいことがあるわけではありませんが、もし極端に量が増えたり減ったりするなどの異変があっても、気付きやすいかな、と思っています。
⑧夜寝る時の安心感
ナプキンを利用していた頃は、夜大きいナプキンをしていても、ベッドに血がついてしまった、ということがたまにありました。
が、月経カップをするようになってから、ベッドに血がつくことはなくなり、安心して眠れています!
月経カップのデメリット
私が考えるデメリットは下記の5点ほどです。
①挿入がうまくいかないこともある
挿入が上手くいかないときは、経血が漏れることもあります。
ただこういう時の為に吸水ショーツを使用しており、大量に漏れることはほとんどありません。
②挿入時間には気を付ける必要がある
基本的に8~12時間の間くらいで、一度経血を捨てる必要があります。
あまり神経質になりすぎなくても大丈夫だとは思いますが、忘れないように意識しておくことは大切です。
※私が今使っているものは12時間連続でつけっぱなしてでOKとなっていますが、これは製品によって異なります。
③中身を捨てるときは手を清潔にしておく必要がある
デリケートな部分なので、菌が入らないためにも大切です。
ただ外出が多い方だと、必ずしも綺麗なトイレに行けるわけではない、という心配事が出てくるかな、と思います。
そういう場合は、除菌シートなどを持ち歩いておくといいと思います。
④お手入れはしっかりしておく必要がある
膣の中に入れるものなので、清潔な状態で保管しておくことは必須です。
⑤TSS(トキシックショック症候群)のリスクがある
これはタンポンを使用していも起こりうるリスクですが、TSSとは、黄色ブドウ球菌から発生する毒素が原因で起こる急性疾患のこと。
これが原因で場合によっては死に至ることや、四肢切断につながる可能性もあるそうです。
月経カップでの症例は、7日間も膣内に入れっぱなしだった方だったとのことです。
なので、使い方をきっちり守るということが大切になってくると思います。
私の月経カップの使い方
月経カップを使うタイミング
デメリットのところで書いたように、月経カップをしていても漏れてしまうこともあるので、基本的に私は生理期間、吸水ショーツを身につけています。
まず私の生理の状況としてはこんな感じです。
- 生理期間は5日間ほど
- 経血量は1、2日目が多いが、4日目以降は大分量が減る
月経カップを使い始めたころは快適さから、生理期間ずっと使っていました。
しかしある時、私は経血の量が多い方ではないので、1~3日目のみ月経カップを使用し、あとは基本的に吸水ショーツだけで過ごすのでもいいのでは?と思いました。
そこから1~3日目を月経カップ+吸水ショーツ、それ以降は吸水ショーツのみで過ごすようになりました。
そうすることで、月経カップをより長く使うことができるかな、とも思っています。
月経カップの使用方法
基本的に生理予定日になったら、吸水ショーツを身に着けておきます。
生理がきたら、前もって煮沸消毒しておいた月経カップをきれいに洗って、お手洗いで挿入します。
生理期間が終わったら、月経カップを石鹸で洗い、煮沸消毒をして、専用の袋に入れて保管します。
煮沸消毒をするときに、お鍋でもできるのですが、さすがにお料理用のお鍋は使えない…ということで、月経カップ専用のカップを購入して、使っています。
600Wの電子レンジで5分で煮沸消毒ができるので、楽ちんですよ!
おすすめの月経カップと選び方
今は月経カップの選択肢が増えていると思うので、選ぶときに迷ってしまいますよね。
私が使ったことのある2種類をご紹介いたします。
1つ目に使っていた月経カップ:メルーナ
私は初めての時は「ドイツ製月経カップ メルーナ クラシック ホワイト Sサイズ リング」を購入。
最初に使っていたメルーナの月経カップは、審査の厳しいドイツで製造されているということ、十年以上の実績があること、種類がたくさんあるということで、購入を決めました。
メルーナには3種類のやわらかさがあり、初心者には中間のやわらかさのクラシックがおすすめみたいです。
確かにやわらかさもちょうど良く、メルーナは2年程愛用していました。
ただ使っているうちにカップが少し開きにくくなり、カップの黄ばみが気になり始めたので、買い換えることにしました。
2つ目(今使っている)月経カップ:O:ca オ―カ
そして今は「O:ca オ―カ スリムカップ」を使っています。
2つ目を購入する時に、私が選ぶときに気にしたポイントは下記の3点です。
- 月経カップの色
- 月経カップのふちに弾力があるか
- 解説がきちんと付いているか
まず一つ目の「月経カップの色」についてです。
最初に購入した月経カップは半透明の白だったため、お手入れをしていても少し黄ばみが出てきてしまったので、2つ目は色付きのものにしようと思いました。
次に「月経カップのふちに弾力があるか」について。
一つ目は初心者におすすめの「中間のやわらかさのカップ」を選びましたが、私は挿入後中で開く、という作業が苦手でいつも苦戦していました。
なので2つ目は、中でポンっと開くくらい弾力があるカップを選ぶことにしました。
ただ弾力があるカップだと、出し入れの時に開いてしまって痛い、ということがあるので、痛いのが苦手な方は柔らかめのカップの方がいいかもしれません。
最後に「解説がきちんと付いているか」という点についてです。
やっぱり膣に入れるものなので、使い慣れてきているとは言っても、安全面を考慮してきちんとリスクの説明や、挿入方法の詳しい解説がついている商品の方が安心して使えると思ったからです。
結果、今使用している月経カップに決めました。
私個人の感想としては、とても使いやすくおすすめです!
併用する吸水ショーツ
吸水ショーツはおしゃれなものもあり、調べるのも結構楽しいです。
デザインと機能性がよさそうで4年ほど前に購入して、今まで使用し続けているのはこちらのショーツ。
かわいいので生理中でも気分が上がります。
商品ページを見ると、「お腹を冷やさないためのぬくもり設計」や「サニタリー用品が装着可能なウィングポケット付き」など、今は機能性がさらに向上しているみたいです。
ただ吸水性が優れているものだと、どうしてもお値段が少し高くなってしまいます。
そんなにお金をかけたくない…という方には、月経カップと併用が前提でユニクロの吸水ショーツもおすすめですよ!
▼エアリズム吸水サニタリーショーツ/ジャストウエスト 1,990円(税込)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私の月経カップを使い始めたメインの目的はごみを減らすことでしたが、結果的に生理中がとっても快適になりました。
月経カップって難しそう…と思われがちですが、慣れてしまえば大丈夫です。
気になっている方はぜひ試してみてくださいね。
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